菊屋さん主催・新年会
な、何か変な広告が出てましたのでビックリ(笑
更新滞っている間も、足しげく覗きに来てくれた方々、本当にありがとうございました!
もう1月も中旬だというのに、今更新年のごあいさつで失礼致します~m(_ _)m
恐らく、もう皆さんは明けましてというより、もう何本も空けましてだと存じます(笑
さてさて、年末から忙しくなってきまして、年末年始の1週間くらいの休暇も忘年会・初詣・新年会で露と消えました。
それがもう1月ともなると、期末試験やらその他準備もろもろや、研究の追い込みやらで尋常じゃなくなってます・・・が、昨日17日の日曜日だけは以前からお休みと決めておりました。
よくお世話になっている酒屋さんである、菊屋さん主催(名酒発掘'87)の新年会に行ってまいりました。
お鍋に日本酒、さらにお土産のくじびきと色々とあったのですが、中でも今回出品された日本酒に目が飛び出てしまいました^^;
最終的に10本くらい日本酒が出されて、ほとんど大吟醸などのお酒だったのですが、どれもこれもすんごい秘蔵熟成酒だったのです。
最低のものでも2年、凄いものだと10年以上寝ているものもあり、そんなものをボンガボンガ空けていってしまって、ちょっとボクの感覚もおかしくなりそうでした(笑
結構早めに来たのですが、すでに何名かの方も来られてて呑み始めておりました。
自分も、先にちょっと呑みたいな~・・・と思い、まずは「鳳凰美田 純米吟醸の雄町生」を。
そのときは、季節も季節だし普通の新酒だと思っていたのですが、あとで呑んだ十四代の味わいが非常に気になり製造年月を確認したところで、今回出品されているお酒全てが数年程度の熟成酒・古酒・10年以上の大古酒ということが判明したのです!
店主の国田さんは「在庫整理じゃないよ」とおっしゃてたそうな(笑
今回の機会を逃すと2度と呑めないお酒がホトンドで、自然と胸が高まりましたよ~♪
呑むでぇ・・・!と心の中でざわめきを覚えるも、まずは大好物の鳳凰美田。
この「鳳凰美田 純米吟醸 雄町 生」、実は以前の新酒を呑んだときは硬くて辛くて、なのに香りだけ強くって好きになれなかったのですが、今回呑んだのはめちゃフルーティーな甘味全開で、華やかで、製造年月見てびっくりの2年(くらいだったかな?)熟成。
全然味が違うじゃないか・・・旨すぎますよこれ~!好みど真ん中!
でも、2年も寝かせてるのに、この前呑んだ亀の尾の2年半熟成みたくメチャ甘~くなってるってわけでもなく、軽やかでキレイ。
本当に寝ていたのか?というくらい、新酒のようなフレッシュさまで感じられ、本当にビックリ。
最初、十四代を注いだ猪口と間違えたのか?と思ったくらい^^;
もうのっけからハンパなく旨いっす。
で、続いてはその「十四代 純米吟醸 備前雄町 生詰」
↑緊張で手がガクガク(笑
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緊張も緊張、何と製造年月は2001年の9月・・・9年近く熟成させたのか!
まず十四代をそこまで放置できる神経が尋常ではない^^;
店主のお話によると、昨日抜栓したそうなのですが、そのときは凄いヒネ香だったんだとか。
それが一日置いておいたら一気にそのヒネ香が飛んで激変してビックリした!とのことです。
上立ち香は、ホントだ・・・熟成香は寝かせた歳月からみると全く弱く、むしろバナナ系の香りが漂う。
しかし含むとビックリ!
ビッチリと億単位の旨味細胞がギッチギチといった錯覚にとらわれる。
非常に弱いながらもまろやかな甘味、しっかりとこれらの味わいを受け止めるだけの酸味と渋味が複雑に調和してゆく・・・。
気付くと目を閉じていました(笑
ただ、ココまで寝かせたからなのか、これまでウワサで聞いていた「十四代」というお酒の味とは確実に別物でしょうね~。
いつかフルーティーな十四代も呑んでみたいもんです。
お次はこちら、「朝日山 大吟醸」です。
これは笑いました。
製造年月が97年。
う~ん、13年か・・・中学生じゃないか!
味わいはというと、恐らく熟成前は淡麗な大吟醸だったのではないかと想像させる、キレイさのなごり?みたいな呑み口に、バシっと旨味が凝縮されて何だか濃いというか味わいの厚みが凄かったです。
ただ、熟成香はほとんど感じませんでした・・・なんてお強いお酒なんでしょう^^;
他にもお酒がいくつかあったのですが、呑めなかった銘柄も半分近くあったのが残念。
ただただ、目の前のとんでもない年代モノのお酒に気持ちを持っていかれていました・・・。
あと、写真には残ってませんが、郷乃誉の大吟醸も美味しかったです!
茨城のお酒は初めて呑んだと思いますね。
で、今あったお酒もなくなってくると、さらに奥から隠し酒が・・・。
「羅生門 大吟醸 龍寿?」だと思います。
暗かったんでその時は良く分かりませんでしたが、今見るとどの写真もピント崩壊ですね^^;
何となく聞いたことがあるお酒でしたが、モンドセレクションで金賞に選ばれた~とかいうお酒だったと思います。
ボクはモンドセレクションというものはイマイチ信用できないひねくれもんでして、あまり気にも留めたことの無い銘柄だったのですが、普通に芳醇辛口って感じで美味しかったです(笑
というか海外で評価されたお酒が、こういう味わい的にThe・日本酒って感じなのは意外でした。
さてさて、ここまででボクが一番気に入ったのは鳳凰美田雄町の熟成だったのでしたが、最後に出てきたお酒でガラリと順位が変わりました。
そいつはやっぱりボクの大好きなこやつです。
20BYは発売に気付くのが遅すぎて、今回が初呑みの「くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々 33%」です。
初呑みだっていうのに、製造年月は17年2月・・・5年熟成ですか・・・。
恐らくこの出羽燦々も、熟成前は例に漏れずフルーティーだったんでしょうけど、5年熟成はどんな味かと思いきや・・・香りも味わいもチョコレートみたいな熟成感。
しかし複雑な何層もの甘味と、じんわりした旨味・・・。
これは・・・極上のチョコレートリキュールだぁぁぁ!
いや、参りました。
本日1位どころか、今まで呑んだ歴代日本酒の中でもTOP圏には確実に入りますね。
店主のお話では、まだ蔵(だっけ?)に数本残ってるんだとか・・・。
これ、定価なんてもってのほか、1万円までなら出してでも買いたいんですが(笑
今まで、何としてでももう一度呑みたい!なんて思うほどの、ヘロイン(未経験ですよ(笑))並なお酒は流石にございませんでした・・・まぁ、もちろんソレに迫るお酒は、而今系とか磯自慢系とか、九平次の別誂とかございましたが。
でもこんな強烈な印象を残し、今も我が胸を焦がす味わいをお見舞いされたのは初めてです。
今回の新年会で、本格的にMy熟成酒に憧れてしまいました・・・。
う~ん・・・新酒を呑んでいる時期なだけに、ショックも大きかったのでしょうか。
とにかく旨かった・・・!と、溜息をつく家路でした。
ちなみに、くじ抽選でのお土産がございました。
何やら、4合サイズの日本酒やワインなどがお土産みたいなので、是非日本酒を!と思っていたら・・・何と鳳凰美田だ!ボクの好みから言って大当たりですね。
しかも何か小さい瓶だな~と思ったら500ml・・・って出品酒じゃないですか!
そんなわけで「別誂至高 大吟醸原酒」が当たってしまいましたよ~♪
フルーティーな神様の寵愛を受けているのだろうかっ(笑
しかし、新年からこんなことに運を使ったのでは、先が怖いな~と背中が寒くなるのでした・・・。
そんなわけで、今年も皆さん、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
↓今月末も忙しくなりますが、また更新できたらヨロシクです^^;↓
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